ももいろ通信vol.53

2020/04/19 ブログ

社長のつぶやき「湯船」

3月も丁度半分が過ぎました。皆様いかがお過ごしでしょうか。前号からひと月半の間に世界中がコロナウイルスで震撼させられております。松浦市のスーパーもマスクやトイレットペーパーが棚から消えるなど影響が出ました。ホテルや飲食店なども影響が出ています。こんなときほど日本の「和」の心が求められます。

 いまでは小学校から消えた二宮金次郎像。星鹿小学校にはありますね。彼は、600以上の村々を救った。飢饉により人が死んでいく村をどうやって救ったのか。働いて、稼いで、出費はおさえる。そして、お金を自分の住んでいる地域のため、自分以外のために役立てることを村人たちにすすめます。考えられないかもしれませんが、今から200年前の江戸時代、村人たちは実際に、「自分以外の人のため」に余ったお金を、みんなで助け合うお金として寄付し合ったそうです。「良心に従って生きる」幸せは人と人の間にしか生まれません。自分以外の誰かを助ける、というのは、自分の欲望を満たすよりもより魅力的なことなのです。

「湯に入って、お湯を手で己の方に掻けば、湯は我が方へ来るようだが、すぐ向うへ戻ってしまう。反対に、向うへ手で押しやれば、やがてわが方へ流れ帰る。少し押せば少し帰るし、強く押せば強く帰る。」

二宮金次郎の「湯船の教え」です。さあ、家族で食事に出かけるのです。地域の人が経営するお店に。みんなでワイワイ笑顔で過ごす時間ほどの「宝」はありません。人のためにと思って行なったことが自分にとっての宝を生みます。人は与えたものしか受け取らないのですから。チャオ!!