ももの家
2020/02/27
ブログ
住宅型有料老人ホーム 在宅ホスピスももの家
先日、デイサービス利用で90代の淑女がいらっしゃいました。
東京で暮らす息子さんご夫婦に連れられて。
来所当初もの凄く不満気です。
「こんなとこに連れて来られて、惨めだ。」
以前は、子どもが親のことを死ぬまで面倒見る社会だったと。
戦争も経験し、引き揚げも経験してきた。
色々な思いが込み上げてこられているご様子でした。
「今は、サラリーマンになってみんな外で働かないと暮らせない社会になってしまいましたから…。」
なんてことをお話ししてデイの利用が始まりました。
午後にホームを訪れてみるとほかの入居者さんたちと大笑いをされています。
YouTubeでみんなと軍歌を歌われたりして楽しそうにお過ごしになりました。
翌日東京で暮らすお嫁さんより電話。
「母がとてもももの家のことを気に入っている。」
そして、昨日またご連絡を頂きました。
「母をももの家に入居させたい。」と。
当初、老人ホームに預けられることを「惨めだ。」と悔やんでおられた淑女。
「ももの家で暮らしたい。」
そう思って頂けたようです。
ただいま「満室」なんですが、スタッフルームを一時代用しようと思います。